【修理事例】Cuervo y Sobrinos “GLADIADOR” Chronograph(Landeron Cal.)
- COMPASS 株式会社
- 2025年12月17日
- 読了時間: 2分

ハバナの美学が宿る、
クエルボ・イ・ソブリノス “GLADIADOR” クロノグラフ
ラテンの香り漂う独特のデザインで知られる、クエルボ・イ・ソブリノス(Cuervo y Sobrinos)。
その中でも「GLADIADOR(グラディアドール)」は、1950〜60年代に製造された希少なクロノグラフシリーズです。
内部には、名機 Landeron(ランデロン)系ムーブメント を搭載。
クラシカルな機構とエレガントな外装が融合した、ヴィンテージの隠れた名作です。
今回は、風防の割れとムーブメントの作動不良を抱えた個体をお預かりしました。
部品交換ではなく、内部パーツの調整による修復と風防交換を実施。
再び、美しい鼓動を取り戻しました。
🔧 今回の修理内容
作業内容 | 金額(税込) |
オーバーホール(分解掃除・注油・精度調整) | ¥55,000 |
内部パーツの調整 | 含む |
風防交換 | ¥8,800 |
裏蓋パッキン交換 | ¥1,100 |
防水テスト(結果:非防水/ケース劣化のため) | ¥0 |
合計(税込) | ¥64,900 |
職人コメント
クロノグラフ機構を制御するカムやリセットレバーに摩耗がありましたが、
パーツ交換ではなく調整で動作を安定化させました。
風防は割れていたため、新品に交換。
経年いよる風合いを残しながら、クロノ針の動作・リセット・精度ともに回復しています。
Before/After

風防が大きく割れ、内部が剥き出しの状態。このままでは破片が文字盤を傷つけたり、湿気の侵入によってムーブメントが劣化する危険がありました。
衝撃による破損で、早急なオーバーホールが必要なコンディションです。

割れていた風防を新品に交換し、湿気の侵入リスクも解消。透明感のある美しいフェイスが蘇り、安心してお使いいただける状態になりました。
クロノグラフの作動中、3時位置の分針が進まず戻ってしまう症状。ランデロン特有のカム機構に摩耗があり、正常な噛み合わせができていない状態。
COMPASSのヴィンテージ修理について
COMPASSでは、クエルボ・イ・ソブリノスをはじめ、
ロレックスやオメガ、ランデロンやバルジュー系ムーブメントなど、
ヴィンテージクロノグラフの修理・整備にも対応しています。
部品入手が難しいモデルでも、パーツ再利用や調整による修復を行い、
“本来の構造を生かす修理”を大切にしています。



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