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宇宙で時を刻む時計──スピードマスターという“現役の伝説”
今日は1月5日。 クリスマスや正月の余韻が残るこの日、1972年にアメリカで一つの決断が下されました。 ── スペースシャトル計画の正式承認。 人類が再び宇宙へ挑む、新たな時代の幕開けでした。 宇宙空間で最も信頼される計器のひとつが「時計」です。 過酷な温度差、無重力、真空── そこでは、わずかな誤差が命に関わります。 そんな極限の世界で、NASAが採用した唯一の腕時計が オメガ スピードマスター でした。 1965年、アメリカ初の宇宙遊泳を行ったエド・ホワイト飛行士。その左腕には、今も変わらぬ姿のオメガ スピードマスターがあった。 1969年、アポロ11号でニール・アームストロングが月面に立ったとき。 その腕にあったのも、同じスピードマスター。 そして、スペースシャトル計画が始動した1972年以降も、 この時計は宇宙で“人類の時間”を刻み続けています。 “プロフェッショナル”の名は、この時から始まった。 いまもISS(国際宇宙ステーション)では、 ロシアの宇宙飛行士たちがスピードマスターを船外活動で使用しています。 半世紀を超えてなお、宇宙で現
COMPASS 株式会社
1月5日読了時間: 2分


今日はクリスマス──否、時計の歴史が動いた日。ゼンマイが刻み続ける“時の力”
今日はクリスマス! ──いいえ☝️、時計の世界では少し違います。 1969年12月25日。 セイコーが世界初のクォーツ式腕時計「アストロン」を発表した日です。 この一日が、時計業界の歴史を大きく変えました。 “クォーツショック”と呼ばれる技術革新の波が世界中を駆け抜け、 多くのメーカーが機械式からクォーツへと移行していきます。 精度も、価格も、構造も――すべてが新時代へ。 しかし、それから半世紀が経った今もなお、 ゼンマイで動く機械式時計は多くの人を魅了し続けています。 電子ではなく、金属の反発力だけで時を刻む―― その仕組みは、まるで生き物のような温もりを感じさせます。 今回は、その機械式時計の心臓部―― ゼンマイと香箱 についてお話しします。 香箱から取り出された解けているゼンマイ。金属の反発力だけで時計を動かす、小さなエンジンです。どうやって小さな腕時計に収められるのか一緒に見ていきましょう。 時計を動かす<見えないエンジン> 機械式時計が動くための原動力――それがゼンマイ( mainspring ) です。 薄く帯状に作られた金属が渦を巻
COMPASS 株式会社
2025年12月25日読了時間: 4分


111年前の今日に思う、時計と磁気の距離
1914年12月18日――ちょうど111年前の今日、東京駅が完成しました。 正確なダイヤと共に動き出した“時の拠点”。 それはまさに、日本が「時間の正確さ」を大切にする文化を形にした日でもあります。 しかし、どんなに精密に作られた時計でも、 見えない敵 には抗えません。 その正体は、磁気です。 眠っている間に、時計は静かに磁気を浴びているかもしれません。 ■ 磁気が時計に与える影響 クォーツ時計には永久磁石を使ったステップモーターがあり、磁気の影響を受けると磁力が乱れ、秒針の動作が不安定になります。 一方の機械式時計では、ヒゲゼンマイやテンプが磁化されてしまい、バランスが崩れて進み・遅れが発生します。 磁気は 距離の二乗に反比例 して弱まる性質があります。 つまり、わずか10cm以上離すだけでも影響はほとんどなくなります。 それでも、次のようなシーンでは注意が必要です。 磁気ブレスレットや磁気ネックレスを着用している スマートフォンやタブレットの上に時計を置いている バッグのマグネット留め具が近い スピーカーやPC周辺機器の近くに保管している..
COMPASS 株式会社
2025年12月18日読了時間: 3分
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